結局、公衆衛生の理解度は変わっていない

2021/10/18

たまに見かける、ナイロンの使い捨て手袋

そこまでするか?

 

スーパーの買い物であれば、他人の触ったものに触れたくないという表れなんだろう。

 

最近見たのはゲームセンターにいた就学前の男の子・女の子の姉弟で、両親と4人で遊びに来ているようだった。

 

遊んでいたのは、ポケモンの人気ゲーム機「ポケモン・メザスタ」。

 

小さい子どもにとっては、2つのボタンを一所懸命叩くことで、自分が敵と戦い、やっつけている感・達成感があり、必ずと言っていいほど誰かが遊んでいる。

 

そのゲームを、ふたりの子どもにナイロンの手袋をさせて遊んでいた。

この瞬間をイメージすれば、ボタンを直接触らせたくない親御さんの気持ちは理解できる。

 

しかし、一連の行動を観察すると、?と疑問符がつく

 

子どもは次のゲームをするため財布から100円硬貨を探し取り出す、「タグ」と呼ばれるアイテムを動かす、ゲームに夢中になっていると、ボタン以外のゲーム機体やイスのいたるところ触る、自然と髪を触ったり目や鼻も掻く、、、

そして、「タグ」を戦況・敵の属性に合わせて、持ってきたコレクションから出すのは親の出番で、親子協力プレイができるのはすごく良い。けれども、この親子に関して言うと、その親は手袋などしていない。

 

結局、保護されるのは何かというと、ナイロン手袋をした「子どもの手」のみ。

それもゲーム中だけ。

ゲームを終えて手袋を外せば、その手でいろんな所・顔を触るんだから、意味がないと思うのは私だけ?

手袋をさせているほど気を遣って、子どものことを考えている「いい親です」アピールなのか?

 

一体、何を守りたいのか。

 

一体、何から子どもを守りたいのか。

 

よく考えて行動しなければ、端から観るとホントおかしいな世の中です。