hogehoge pay の私的整理

2018/8/21

いろんな決済手段が出てきて、ゴチャゴチャしてきたので私的整理。

hogehoge pay って、いろいろありすぎ!

 

Suica、PASMOなど交通系。
au WALLET、ソフトバンクカード、dポイントカード などのキャリア系。
Apple Pay、LINE Pay、楽天Payなどのスマホ系。
nanaco、WAONなどのコンビニ系。
PayPal、Union Pay、Alipay、WeChat Payなどの海外系。
majica、CoGCaなどのドラッグストア・スーパー系。
楽天Edy、、、もういいや。

単純にまとめると、どれも“決済手段”。

それでいて、
クレジットカードとは、一線を画す。

なにがって、
クレジットカードは、利用代金を後で支払う、
“後払い(ポストペイ)、後払式支払手段”。

hogehoge payのほとんどは、
先にチャージして、予め支払いが完了(そのカードのエコシステムで使える【バリュー】に変換)している、
“前払い(プリペイド)、前払式支払手段”。

 

つり銭の授受が必要ないから、一度楽ちんなのを味わうと、
お金の出番がなくなって、ますます使ってしまう電子マネー。

この電子マネーって一体。。。

「電子的なお金??」

「 デジタル化されたお金???」

 

「 はい、ぶー(No) 」

 

電子マネーの実体は、日本でいえば通貨である【円】と同等に見える【 バリュー(概念的)】なのら。

 

実は、チャージしたりして、カード等に入ったかに見えるお金はもうそこにはない。。。

入っている(記録されている)のは、【バリュー】です。(※1)

 

昔の図書カードとか、セルフスタンドのプリペイドカードは、
その【バリュー】の引き出ししかできない“ストアード・バリュー・カード”。

何度も【バリュー】をチャージできるカードのことを、
“リチャージブル・ストアード・バリュー・カード”っていうらしい。

 

何故、こんなことが起こっているかというと、
お金を預ける仕組みは、出資法等で規制されているので、銀行屋さんとかじゃないとほぼ構築できないから。

 

じゃぁなんで、
この hogepay を企業、お店がこぞって導入しているかというと、
これまでの商いの順序が逆になるから。

簡単に書くと、こうだ。

顧客側:
1.hogepayにチャージする。=【バリュー】を買う。≒ 将来の商品・サービスを買っている。
2.hogepayで商品・サービスを得る。

企業側:
1.まず代金を得る。 = 【バリュー】を付与する。≒ 決済完了。
2.【バリュー】と等価値の商品・サービスを提供する。

1と2の期間、企業が先にお金を持っていられる。

 

ビジネス、事業をする上で、重要で一番たいへんなのは代金回収。

それが、商品・サービスを作るより前にできちゃうんだから、そりゃ、導入するわな。

しかも、この【バリュー】は有効期限付き。
企業・お店がお金をもらい逃げできる仕組みにもなっているから、どんだけおいしい仕組みなのか。

 

出資法により、【バリュー】の現金化は原則不可ですので、ご注意を。

 

※1 最新電子マネーの仕組み 2007 OKI

https://www.oki.com/jp/Home/JIS/Books/KENKAI/n209/pdf/209_R17.pdf