結局、公衆衛生の理解度は変わっていない
たまに見かける、ナイロンの使い捨て手袋。
そこまでするか?
スーパーの買い物であれば、他人の触ったものに触れたくないという表れなんだろう。
最近見たのはゲームセンターにいた就学前の男の子・女の子の姉弟で、両親と4人で遊びに来ているようだった。
遊んでいたのは、ポケモンの人気ゲーム機「ポケモン・メザスタ」。
小さい子どもにとっては、2つのボタンを一所懸命叩くことで、自分が敵と戦い、やっつけている感・達成感があり、必ずと言っていいほど誰かが遊んでいる。
そのゲームを、ふたりの子どもにナイロンの手袋をさせて遊んでいた。
この瞬間をイメージすれば、ボタンを直接触らせたくない親御さんの気持ちは理解できる。
しかし、一連の行動を観察すると、?と疑問符がつく。
子どもは次のゲームをするため財布から100円硬貨を探し取り出す、「タグ」と呼ばれるアイテムを動かす、ゲームに夢中になっていると、ボタン以外のゲーム機体やイスのいたるところ触る、自然と髪を触ったり目や鼻も掻く、、、
そして、「タグ」を戦況・敵の属性に合わせて、持ってきたコレクションから出すのは親の出番で、親子協力プレイができるのはすごく良い。けれども、この親子に関して言うと、その親は手袋などしていない。
結局、保護されるのは何かというと、ナイロン手袋をした「子どもの手」のみ。
それもゲーム中だけ。
ゲームを終えて手袋を外せば、その手でいろんな所・顔を触るんだから、意味がないと思うのは私だけ?
手袋をさせているほど気を遣って、子どものことを考えている「いい親です」アピールなのか?
一体、何を守りたいのか。
一体、何から子どもを守りたいのか。
よく考えて行動しなければ、端から観るとホントおかしいな世の中です。
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